外面だけはよい両親

両親は、精神的にも身体的にも暴力をする人たちでした。幼い頃から真冬に外に半日放置されたり、肉離れをするまでふくらはぎを蹴られ続けたり(病院には部活動で怪我をしたことにすることを約束する代わりに連れていかれました。)、食事がないなんてことは日常茶飯事でした。見えるところにアザを作ったりはせず、普通に半袖短パンは着用でき、夏場プール授業期間の間は身体的暴力もやめるなど、悪知恵が働く厄介な人たちで、外面もとても良く、例えば給食費などの金銭徴収を溜めたこともなく、先生方や近所の人たちからは本当に慕われていた両親でした。 私は早くそんな両親から離れたくて遠方の大学に進学しましたが、両親は毎朝毎晩電話をかけてきて『誰のおかげで進学できたと思ってるんだ』『一生離れられると思うなよ』など恐喝のようなことを長々と言われました。 就職し、お付き合いしている人と結婚の挨拶をしに行った際には(彼は、実情を伝えると今後の対応のために一目見ておきたいんだ、と言っていました)、大声で怒鳴り散らし、彼の車を蹴り、彼に殴り掛かる…など警察を呼ぶ事態にまでなりました。それを機に完全に縁を切り、今現在はどこで何をしているのか、そもそも生きているのかどうかも全く分かりませんが、これで良かったと心の底から思っています。最後に、私には2つ下の弟がいますが、私と楽しく談笑したことなんて、両手で数えられる程度しかないんですよ。

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