yuki– Author –
yuki
-
焼却炉の友達
いじめyuki小学校の時です。ネチネチといじめてくる男子生徒がいました。給食のお皿を持って並んでいるときも後ろから誰がやったかわからないようにつねったり、蹴ったり。痛いし悲しいし誰がやったのかみんな見ているのに黙っていました。 私はその当時あった焼却炉に毎日泣きに行きました。教室にいるとまたいやな目にあうかもしれないからです。 焼却炉のゴミの焼けるにおいと泣きすぎてぼうっとした頭とで架空のお友達を作り出していました。「れいこちゃん」という女の子です。私は小学校の高学年の二年間をこのれいこちゃんと過ごしました。れいこちゃんに嫌なことを話すと何もかも忘れられたのです。 嫌いな先生の事も、いじめてくる男子生徒のことも、しらんぷりをするクラスメイトのこと... -
やさしい顔の裏側
愚痴yuki結婚して新しい土地に越してきた私。 仕事はしていたので忙しかったんです。そして出産、育休。 子育ては初めての経験で不安でした。近所のクリーニング店の奥さんが色々世話を焼いてくれたんです。「荷物が多くて大変そうだから、預かっておいてあげようか?」「田舎からくだものが沢山送られてきたからおすそ分けよ。」など・・ しばらく経ったある日、ニコニコしながら「もしも興味があったらでいいんだけど・・」と軽い口調で宗教団体へ勧誘されました。 どうして??今までとても親切にしてくれたのは心を許す隙を与えて勧誘するためだったの?ととても悲しくなりました。 やんわり断るとそれでもあれこれ理由をつけて誘ってきて、最後にはちょっと恩着せがましい言い方をされまし...
1